ドイツ・日本 子供の自立度のちがい ~フックス真理子先生の講演会を聞いて~

先日はフックス真理子先生をお迎えしての講演会、大きな感銘を受けるとともに色々なヒントをいただきました。

日本の子供とドイツの子供を見ると小学校低学年までは日本の子供の方が圧倒的にしっかりしているのに、
4,5年生くらいからそれが逆転し、大人になるころには圧倒的な差になってしまうそうです。


なぜそのようなことになってしまうのか。

 

ものすごくざっくり結論からいってしまえば、ドイツでは、自分の頭で考え、それを言葉にして表現する訓練、疑問に思うことは躊躇なく質問する訓練が幼少から毎日のように行われてきているという点だと理解しました。

 

ドイツの教育においては、自分の意見をしっかり表現することは、正しい、まちがっているよりも、重要視されます。自分の頭で考えるだけでなくそれを的確に表現することが常に求められます。それなくしては成績にも結び付きません。

 

 

これは70年代以降にsのように変わってきたそうです。なぜそのような教育をおこなうようになったのか。

まずドイツの教育の一番の目標は「自己決定」と「共同決定」

そのために第二の教育目標として「コミュニケーション力」と「批判力」

「批判」という言葉を聞いて日本人は一様に同じ反応をします。やはりノーと言えないのが日本人だからでしょうか。批判という訳語も正確ではなく、フックス先生は日本人向けに「質問力」と言い換えられました。

 

では、そのような教育を受けないで育つ日本人が自立度を高めるにはどうすればよいのか?

 

それは家庭の教育以外にないと。

自分の子供は自分で守る、育てる、その重要性がますます強く感じられました。

 

具体的には、家族の会話。これで子供の力を大いに伸ばすことができる。

みなさんは家庭で子供とどのような会話をされていますか?

お互いの考えを述べあって議論したり、ということは日本人家庭においては極めて稀なのではないでしょうか。

 

世界がどんどんボーダーレスになり、グローバル化によってやがて国籍が意味をなさなくなる時代もおとずれるであろう、これからの時代、子供たちに必要な力とは一体何であるのか、大いに考えさせられ、ヒントをいただいた2時間でした。

 

フックス先生の明快な提示と具体例を交えた語り口に私も含め、参加者の皆さんも大変刺激を受けたようで
後半は質問・意見が次から次へと止まらない状態。

自立の一番のカギとなる「言葉の教育」

ドイツの教育の長所と短所、日本の教育の長所と短所。

両方をより深く知ることで、必要なこと、留意すべきことに気づかされました。

また、具体的な家庭での実践方法まで話が及び、充実したあっという間の2時間、

「まだまだ話足りない!」

みなさんそんな気持ちだったと思います。

 

フックス先生の講演は次回、6月11日 テーマは「ドイツの環境教育」。

 

また深い内容と議論になることでしょう。今から大変楽しみです。

予約は先着順ですのでお早めにお願いいたします。

 

山片